Auramadre
アウラマドレ
Puglia, Italia
蔵元のアウラマドレ(イタリア語で母なるそよ風)は「ナチュラルワインは、健全に育った自然のぶどうを、 人間が健全に栽培醸造してこそ、素晴らしい美味しさに到達する。」という考えの下始まったプロジェクト。共同組合や名もなきぶどう生産者さんのブドウを集め、「アウラマドレ」というコンセプトの下作るという新しいスタイルです。
イタリアは全土に職人が潜む国で、それは芸術から料理、モノづくりまで、ナチュラルワインにも同じことが言えます。テロワールを大事にし、自然を大事にしながら丁寧に手入れをし、かつ美味しいワインを作りたいという生産者がイタリア全土から集まって、この蔵元を作っています。
畑の個性は農薬や人工的な酵母を添加する、という安易なワイン造りによって消え上せてしまい、味も香りも「後付け」され歪んだものになってしまうのです。一方で自然のままに任せた造りといえば、美しく聞こえは良いけれど、揮発酸、マメ臭、還元臭など、好ましくない臭いが多々発生します。結果、本来のテロワールに覆い被さり、本来の風味を隠してしまうこともあるのです。そこで、自然栽培にこだわり農薬や化学物質で歪めることはもちろんしないが、よりクリーンな製造によって予期しない匂いに個性が負けてしまうことも防ぎながら本来の健全な果実のうまみを凝縮したワインづくりにこだわっているのです。