モン・ド・マリーのワイン生産者ティエリーの目指すワインはブドウがそのままボトルに入っているようなワイン。いかに健全なブドウを収穫し、そのポテンシャルをそのままボトルに入れ込めるのかを探求しています。
彼の代表ワイン『アナテマ』はギリシャ語で、「聖絶・滅ぼす」と意味し、『社会には良くない』という事を示しています。というのも、過去50年のラングドックでは、ローカルの品種が徐々に減少し、人気の高い品種で植え替えられているのです。
ティエリーはグルナッシュ・ブランも美味しいけれど、ローカル品種であるウニ・ブランやテレット、カリニャン・ブランを馬鹿にしてはいけないと思い、このキュヴェ名にしたそうです。
生産地であるスヴィナルグはとても暑く、夏は乾燥しがち。エグアル山脈と、ヴィドール川から伝わる冷気と、北風の影響で、夏の夜はとてもフレッシュです。そのおかげで爽やかで繊細なワインが出来上がります。
色は、ほんのり濁り系で、ライムなどの柑橘類や、菩提樹などの花の香りがします。軽やかで酸味が効いていながらもとてもフルーティー。
ヨード感たっぷりで、後味に残るミネラル感と塩気が印象的です。キノコや牡蠣など秋の味覚にピッタリな一本です。
【おすすめチーズ🧀】
・若いヌーシャテル
・フルムダンベール
【おすすめ料理🍳】
・アペリティフ
・海の幸
・カキ