「Bout du Monde = 地の果て」という意味のワイナリーがビレネーの麓にあります。
そのワイナリーの当主の名は、エドワード・ラフィット。
共同組合(農協) が使っていた醸造施設を買い取り、その場をドメーヌ・ポッシブルのロイックと 共同で使用しています。
この地で彼がワイン造りを始めたのは2005年。
それ以前は1997年よりコート・ デュ・ローヌの協同組合、「エステザルク」でワイン造りに携わっていました。今や有名なこのエステザルク。エドワードが働いていた当時の醸造長は、あのラングドックを代表する自然派ワイナリー、レ・フラール・ルージュのジャン・フランソワ・ニック氏でした。
彼の元で栽培・醸造を学び、ジャン・フランソワ・ニックが独立した後の 4年間はエドワードが醸造責任者として重要な役割を果たしました。大役をこなすうちに、彼の中で「自分の可能性を試そう」という欲望が膨らみ、一から十まで自らの手で造る熱い思いがこもったワインを皆に飲んでもらいたいという意志から、 独立を決意。
彼の畑は主に3つの地区の3種の土壌から構成されており、標高の高い場所に位置する畑にはグルナッシュ、カリニャン、シラーなどが植えられています。そのなかには前所有者より引き継いだ100歳以上の古木も存在するのだとか。
そんな畑から造られる彼のワインは、フレッシュで果実味と酸が心地よく、涼しさと南仏の暖かさが共存する、葡萄をそのままかじっているような味わいです。
まさに心躍る、驚きのワインに仕上がっています。
今や彼のワインはパリのグランユイット、カーブデパピーユ、カーブオジェなどの人気レストラン、有名ワインショップなどで必ず見かける存在となりました
ランサック地区の花崗岩に植わるシラーとグルナッシュ、カサーニュ地区のグネス土壌に植わるカリニャンによって醸造されたキュヴェ。
このワインを醸造した初めての年が非常に難しいヴィンテージだった事から「なんとか乗り越えた=レシャップベル」と名付けられました。
シラー、グルナッシュ、カリニャンを全て同じコンクリートタンクにてマセラシオン・カルボニックし、熟成も同じくコンクリートタンクにて8か月。
果実味フルーティーで葡萄の出汁のような旨味がしっかり伝わってくる、口当たり、喉越し共に優しい味わいのキュヴェです。
(インポーター様情報より)
【おすすめチーズ🧀】
・ビュッフロン・ダルジェンタル
・サンネクテール
・コンテ
【おすすめ料理🍳】
・アペリティフとして
・旨味のしっかりある煮込み料理