ワイン造りに興味を持ち、様々な蔵元でワイン造りを勉強した当主のマルク・サンチェス。
2007年から自分用にワインを造っていましたが、2017年正式にラングドックのリムーで生産者として造り始めました。
現在所有の3ヘクタールほどの小さな畑ではカリニャンとカベルネ・ソーヴィニヨン、そしてモーザックを栽培しています。畑は完全ビオでほぼ不耕作なのが特徴です。
必要に応じてビオディナミのプレパラシオンを使用し、選定は樹液の流れを尊重して行い自然の力を最大限に活用しているそうです。
マルクはSO2は完全無添加、フィルターも、コラージュも一切なしのワイン造りで知られています。
色んな醸造元でワイン造りを勉強しましたが、醸造に関してはまだまだ分からないことだらけだそうです。詳しくなくても経験を積み、話し合いをくり返し、謙虚にワインを作ります。出会いや体験を通して日々学ぶ、それがいいんですと語るマルク。
今後も楽しみな生産者です。
フランスの赤ワインなのに、とても軽やかな飲み口です。
開けたてはシュワっとほのかにガスを感じ、完熟したチェリーや赤い果実のみずみずしくジューシーさを感じられます。
カタルーニャの漫画家の友人がマルクの飼っている犬を描いた可愛いエチケットにも目を惹かれます。