フォリアス・デ・バコは、祖父の畑仕事からインスピレーションを受けた若く革新的なワインメーカー、ティアゴ・サンパイオによって2007年に設立されました。ティアゴは好奇心が旺盛で、ワイン醸造、栽培の各工程で様々な実験をするのが大好きです。ワイナリーを開く前にはオレゴン州立大学でブドウ栽培とワイン醸造の農業工学を学び、なんと博士号を取得しました。彼はそこで、故郷であるドウロのルーツを忘れることなく、ワイン醸造の現代的な哲学と美学を手に入れ、それをまた持ち帰りワイン造りを始めたのです。フォリアス・デ・バコはアルト・ドウロ、シーマ・コルゴのサブリージョン(ワイン原産地呼称生産地、地域であるリージョンを、さらに細かく分けた小地域)にあり、標高が高く非常に厳しい土地ですが、彼にしかできいない伝統と現代の技術が融合したユニークで革新的な製造方法を行っています。誰もが難しいといった厳しい土地で、多くの人に愛されるワインを作り出すティアゴの熱い信念と想いが反映された、飲みごたえのあるフレッシュな味わいを楽しむことができるのが彼のワインの特徴です。
ウィヴォ クルティドは、片岩と花崗岩が散在する土壌にある樹齢35年のモスカテル・ガレゴ100%のみで作られています。葡萄は丁寧に手摘みで収穫され、畑で精力的に選果されます。葡萄は部分的に除梗されますが、プレスはされず、4ヶ月間浸漬され、セメントタンクで天然酵母による自然発酵が行われます。この長いスキンコンタクトにより、ワインは美しい桃のような色合いとタンニンが表れ、華やかなテロワールを味わうことができるのです。2ヶ月の澱引きにより、さらに複雑味が増した後に、無清澄、無濾過で瓶詰めされます。ジャスミン、カモミール、エキゾチックな野草の香りが、グレープフルーツの芯の歯ごたえと一緒に広がります。ハチミツやハーブの香りがする、ピリッとした味わいのオレンジワインです。
【おすすめチーズ🧀】
・Tommette au Piment d'Espelette ピモン・デスプレット
・Tomme des croquants トム・デ・クロッカン